コンセプト・想い
IKUMAでは大切にしていることがあります。
一 上質な素材を丁寧に仕立て、長く使えるものを制作する
二 機能+新たな価値をつける
丁寧で長く使える
仕立て
革製品を長く使用する上で大切なことは何でしょうか?
私は
❶使いやすいこと
❷丈夫なこと
❸美しいこと
の3点が大切だと考えます。
❶「機能」「サイズ」「動線」が重要です。
財布を例にすると、カード30枚収納(機能)、サイズは一般的な長財布程度(サイズ)、全てのカードの視認性が良く出し入れしやすいモノ(動線) のような条件があればそれぞれの条件が重なるポイントを見つけ出すことで使いやすいモノになります。
また、「重さ」も重要です。いくら上質で丈夫でも重すぎると使わなくなってしまいます。重くなり過ぎない仕立ても大切です。
❷「重さ と 丈夫さ」のバランスが大切です。
厚くてしっかりとした革を使用すれば丈夫な製品ができますが、重い製品になります。
薄くて華奢な革を使用すれば軽い製品ができますが、耐久性のない製品になります。
どちらに振れすぎてもまずいのでより良いバランス「強度と軽さ」の2点を保てるポイントを見極め製作しています。
❸製品のシルエット、ステッチ、コバの仕上げ・・・等が丁寧に処理をされることで生まれる「美しさ」を大切にしています。装飾はできる限り排して、素材の良さを生かしたシンプルなデザインを提案しております。そこに均等なステッチワーク、綺麗なコバの処理をすることで長く使える製品となります。
以上の3点を意識しながら製作をしております。
機能+新たな価値
市場には様々な製品があります。
機能的なものから芸術的なものまで。
IKUMAでは機能的で使いやすいモノを提案しつつ
さらに新たな価値を提案したいと考えています。
革製品には「製品としての機能」の他に「ぬくもり」「エイジング(革の味が出る)」「相棒感」など情緒に訴えかける要素があります。そういった革の持つ特性を大切にしつつ
さらに、「おもしろさ」「驚き」「楽しさ」などを感じてもらえるような「ギミック」を加えた製品を作ってゆきたいと考えています。
「良いインプットがないと 良いアウトプットができない」という言葉のように、製作者である私自身が様々なことを感じて、体験して、インプットして、私にしか生み出せないモノをアウトプットして、日々成長するブランドを目指しています。IKUMAの製品がお客様の暮らしを少しでもハッピーにできるよう製作に励みます。