こんにちは。IKUMAです。
積み革のマウスパッドを製作した流れで
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積み革マウスパッド
こんにちは。IKUMAです。 欠品だった積み革のマウスパッドを3パターン製作しました。 積み革のマウスパッドは革靴のソー ...
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エイ革のコースターも製作しました。
製作背景
「積み革」という革を積み重ねる技法は革を触り始めた頃から気に入っている技法でした。革というと厚くてもせいぜい5mm程度の厚みしかないのかなという先入観のもと、積み革を初めて見たときは「これは木なんじゃないの?」と勘違いしたほどでした。
一枚だと柔らかで屈曲性が高い革が積み重なることで木材のように硬い質感になるのも面白いですね。
今回はそういった積み革の特徴をコースターに落とし込んでみました。
製作のこだわり
最初はブッテーロで製作するつもりでしたがコースターの特性上、水分に触れるので水シミは避けられない…、水シミも味になるのかなぁと思ったりはしましたが水に強い素材【エイ革】を選びました。
また、市場には牛革等のレザーコースターが流通しているので同じだと面白くないと感じたのも理由のひとつですね。
せっかく積み革で製作するので厚みは1cmとレザーコースターにしてはかなり厚い仕上がりにしました。6枚の革を重ねています。
表面:エイ革
積み革:ブッテーロ床革
底面:シュリー
で3種類の革を重ねているのでコバはブラックに染色して仕上げました。
耐水性を上げるために最後にワックスを塗り込んで仕上げています。
コバの仕上げは厚みがあればあるほどフラットに綺麗に仕上げるのが難しくなります。今回は3種類の素材を使用しているのでフラットに仕上げるのにかなり苦労しました。素材ごとに「硬さ」が異なるので同じように削っても削れ方が異なってしまいフラットな面がでないんですね。
コースターは直径9cmの円です。縁に革芯を仕込んで一段高くしました。見た目的にも奥行き感がでてアクセントになりますし、カップを置いたときに安心感があります。
エイ革はもともとビーズ状の球体型のウロコが敷き詰められているのですが、使用した「吟スリエイ」は表面を削って面をだしています。納品時には削りが甘く傷が残っている個体もあります。
加工前
加工後
当店では手作業で研磨をして、できるだけフラットな面がでるよう加工をしています。研磨しすぎると地肌がでてしまうので難しい作業です。
仕様
直径×厚み:9cm×1cm
重さ:50g程度
革:吟スリエイ、シュリー、ブッテーロ床芯
ブラック
裏面はシュリー Noir(ブラック)
ブルー
裏面はシュリー Marine(ネイビー)
ブラウン
裏面はシュリー Terre Bluee(焦茶)
詳しくは下記動画をご覧下さい↓↓↓
コースターなので水に濡れることもあると思います。
私物のコースターに盛大に水をこぼしてしまったのですが(画像左)、ちょっとムラ感がでました。そんなに悪いムラ感ではないでしょう?笑 こういった変化もお楽しみいただけましたら幸いです。コーヒーなどの色物は色が残る可能性もありますね。濡れた場合は風通しの良い日陰でしっかりと乾かしてください。
クロコダイルでも納品用に一点製作をしたのですが、良い仕上がりになりました。需要があればクロコダイルでも…。
シュランケンカーフなど水に強い素材で製作するのも良いかもしれませんね。