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【メンテナンス】黒桟革の補色

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こんにちは。IKUMA です。

黒桟革(型押し)で製作させていただいたL型ロングウォレット。

購入から2年半ほどがつがつ使っていただいており、ところどころ削れて色落ちがあったので補色をしました。

黒桟革・・・国産黒毛和牛の原皮に漆を何層にも塗り込んだ姫路の革

      なめしから漆塗りまで4ヶ月かかり、「革の黒いダイヤ」と呼ばれ

      る希少な革

黒桟革のエイジング

擦れた部分が削れて下地のグレーっぽい色が現れています。

 

染料とクリームで補色

ブラック系のクリームでも補色できますが色の定着が続かないので

今回はブラックの染料で色を入れた後、クリームで仕上げました。

色落ちしていない部分 と 色落ちしていた部分 で風合いにムラがありますが

ぱっと見、購入した時の雰囲気を取り戻せたかなと思います。

 

 

黒桟革のエイジングに思うこと

ブッテーロなどの染料染めのレザーは使えば使うほど風合い・色が変化していきます。マットな風合いなものが艶が出てきて「the エイジング」的な革だと思います。

その点、黒桟革は強くぶつけたり、擦れたり、爪で引っ掻いたりすると表面の漆が削れてゆきます。それでも、補色をすることで本来に近い風合いを取り戻すことができます。それでいて購入時とは”どこか違う”ので、手入れをするほどに自分色に染まっていく革です。木造建築などは戸にがたつきがきたら、カンナ等で削って調整しながら付き合ってゆくのですが、黒桟革も同じように手をいれながら長く付き合ってゆける日本的な革だと個人的に思っています。

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