こんにちは。IKUMA です。
4~5年前に製作させていただいたウォレットの修理をさせていただきました。
バネホックとカードポケットの交換をさせて頂く予定でしたが、いざばらしてみると他にも傷んでいるパーツが多々あったので合わせて交換させていただきました。
納品時
もともとの色はグリーン
交換前
エイジングが進み、ブラックとブラウンを混ぜたような深い色味の変化しました。
革の状態としてはやや乾燥していましたが使用に問題はありませんでした。
内装は国産のスムースレザーを使用しました。こちらもやや乾燥気味で色落ちが目立ちます。
修理
糸を切ってパーツに分けます。
内装変更に伴い外装の長さを出したかったので、手を加えました。
修理後
明るい色味がご希望だったのでブッテーロのキャメルを差し色に使用しました。
修理のご依頼ありがとうございました。
修理をさせて頂く中で、「製作当時の技術」と「現在の技術」を比較することができました。毎日同じ仕事をしていると自分が成長できているのかわかりにくいですが、過去の自分と向き合うことで成長を実感できました。
当店で製作させていただいた革製品はメンテナンスや改良も承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。