こんにちは。IKUMAです。
当店では小ぶりのショルダーバッグは【Minimo】というモデルがあります。
こちらは裏地を貼らず1枚革で仕上げ、装飾を廃したシンプルなモデルです。できる限りパーツ数を減らし製作時間を抑え価格もリーズナブルにしたものです。
今回はパーツ数や製作時間に制限を加えず「個人的に良いなぁ」と思えるものを製作しようと考えました。
床革で試作した後、ミネルバボックスで試作。
ハンドルはしっかりと肉盛り
ハンドルは手縫いで縫製
ショルダーストラップは革芯を仕込んだ3層構造で製作。
バックルは使わずにギボシを採用。
完成
底パーツを胴に巻き込んだデザイン。結構気に入っています。
背面にはファスナーポケット
ファスナーポケットは上のみ玉縁(パイピング)
裏地はピッグスエード
ショルダーストラップを外せばクラッチバッグに。短めのストラップを付けてもいいかもしれません。
底のパーツを胴に巻き込んでいるのでクラッチとして使用したときも角がなく持ちやすい設計
しばらく使って使い勝手などみてゆこうと思いますが、すでに修正点がいくつかあります。
ショルダーストラップがバッグに対して垂直に取り付けているのでファスナーに干渉して使いづらい…。また、ストラップを支える根革の強度が必要十分なのか検証が必要です。
他にも芯の厚みや張り位置など使ってみないとわからない点があります。しばらく先になりますが定番商品化できるようでしたら改めてご紹介致します。