こんにちは。IKUMA です。
タンニンなめし革のエイジングは検索するとエイジングサンプルがアップされていますが、クロム系の革ってあまりみない気がします。
今回はIKUMA で取り扱いのあるフランス・アルラン社の山羊革
シュリー(シェーブル)のエイジンングについて書いて行こうと思います。
※エイジングは使用環境によります。
エイジングサンプル 革色:sapin
使用環境
- 使用期間:12ヶ月
- 使用頻度:1〜3回/日
- 使用環境:バッグに入れて使用、鍵などの固いもの・尖ったものには極力当たらないように注意して使用
左:新品 右:12ヶ月使用
色味とシボのエイジング
左:新品 右:12ヶ月使用
比較してみましたが、正直、色味・シボ感ともにほとんど変化なしですね。
12ヶ月使用した方が若干ツヤ感がある程度です。(写真ではわからないです 汗)
革質のエイジング
まず、こちらの財布の外装ですが
表地:1ミリ(シュリー) に裏地:0.5ミリ(型押しレザー)を裏当しているのでシュリー1枚の革質の変化ではありませんが、
新品に比べてくったりと自然な柔らかさになっています。ここらへんは、一般的な革と同じように一定期間使用すると柔らかくなりますね。
キズやスレ
目立つキズやスレは引っ掻いたキズが1箇所のみ(黄色の丸の中央)
キズやスレには強い印象。
コバの傷みも若干凹みがある程度です。
(裏当ての有無、コバの仕上げによりますが)
シュリーのエイジング まとめ
シュリーのエイジングですが、
あまり大きな変化はありませんね。
もともと綺麗な発色とシボ感が魅力の革なので、購入時の風合いを長く楽しめるというのはプラスの要素ではないでしょうか。
今回は、色味・シボ、革質、キズ・スレ、コバの強度について書きました。次回は24ヶ月使用したらアップしようかな?と思っています。
「もっと違った角度からのエイジング比較が知りたい!」など、ご要望があればやってみたいと思っています。