「一周まわったけど、IKUMAさんのとこの名刺入れが気に入ったから、つくってほしい」
4月に静岡県清水市で開催された「清水アートクラフトフェア」でのお客様との会話です。
クラフトフェアでは、それぞれの作家さんがそれぞれの感性や思いを形にしたものをご覧いただける場所です。そんな中で、IKUMAの製品を気に入って下さったことは本当に嬉しいことです。
今回はお客様のお求めのお色がお店になかったので革と糸のお色をお選びいただき受注生産で製作させていただきました。
どなたが使われるのか?どんな風に使われるのか?プレゼントならどんな思いで贈られるのか?そんなことを念頭に置き製作に入ることは量産製作するのとは一味違います。
少しでも軽いものがお求めなら「あそこのパーツを0.1ミリ薄くしよう」、カジュアルな風合いがお好きなら「ステッチ幅を若干広くしよう」。微妙な調整でお求めのものに近づける・・・、難しいですがやりがいがあります。
お客様に喜んでいただきたい、IKUMAの製品を長く使って頂きたい。
そんな思いで製作をしています。