こんにちは。IKUMA です。
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前後でデザインが異なるトートバッグ
こんにちは。IKUMAです。 試してみたい構造がいくつかある中で、今回はこんな感じのトートバッグを製作しました↓↓ ...
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以前、ご紹介したAssime Tote Mini をレザー×帆布のコンビで製作しました。
素材
ミネルバ・ボックス
オイルがしっかりと染み込んだオイルレザー。使い込むほどに色艶が変化します。
倉敷帆布
帆布は倉敷帆布を使用。昔ながらの製法で仕立てられた厚手の帆布です。(厚みは6号)帆布は革と同様に使い込むとエイジング(経年変化)するのが魅力のひとつです。
革との相性も良いです。
生成り(キナリ)は色味が明るく汚れが目立ちやすいので、今回はパーツの段階で防水スプレーで防水加工をしっかりとしています。水や汚れを弾きます。
※防水性能は使用に伴ない低下してゆくので、定期的に防水スプレーで防水加工をオススメしています。
スペック
寸法(高さ×横幅×マチ):22cm×25cm×12cm
重さ:500g程度
革:ミネルバ・ボックス
帆布:岡山帆布6号
縫製:ミシン縫い
外観
前胴に生成りの帆布を、背胴から底にミネルバ・ボックスのTabaccoを使用しています。
サイズはオールレザーのものと同じです。
ぐるっと玉縁(パイピング)
底面には革がくるので汚れなどが目立ちにくく安心です。
帆布の断面が見えないように裏地にもミネルバ・ボックスをあてています。
ベロは真鍮のジャンパーホックで開閉
吊り下げ式のポケットが一箇所。
マチは真鍮製のカシメで留めてあります。
底板には厚めの芯材にミネルバ・ボックスを巻き込んだものを当てています。
オールレザーのものと比較してみました。
正面からはほぼ同じデザイン。
斜めから見ると帆布が目立ちます。
こちらの面は帆布の面積が多く帆布のトートらしいデザイン。
製品詳細動画
価格
帆布のバッグはカジュアルな風合いなので価格が安くなります!・・・と言いたいところなのですが、実際は高くなります・・・。
帆布を使用することでオールレザーでは使用しない部分に革を当てる必要がでてきます。実際のところ使用する革の量はオールレザーとほぼ同じです。パーツが5つ増えることによりコバ処理、漉き等で製作時間がかかります。さらに帆布代。
そんなこんなでオールレザーのものより価格は高くなってしまいます。
ですが、個人的に3万円以内に収めたいので今回はオールレザーと同じ価格
¥28,600 で販売します。
これからの季節、帆布のバッグは活躍する機会が増えると思います。店舗にてご覧いただけますのぜひお立ち寄りください。
話は変わりますが、秋になったら帆布の部分にツイードなどを当てたら、また違った風合いのバッグができるなー、とあれこれ考えています。