こんにちは。IKUMAです。
少し前にご来店いただいたお客様がレジ袋をモチーフにした布製のバッグをお持ちでした。シンプルでミニマルなデザインが素敵でした。お客様の「レザーで同じようなものがあってもいいよねー」というお言葉をきっかけに革で試作をしてみました。
試作一個目
レジ袋と同じ構造で試作。床革(とこがわ)と呼ばれる試作ようの革を使います。
底付近の革が重なるところに厚みがでてしまいました。
試作二個目
試作①で革が重なり厚みがでてしまったので、革が重ならないような設計に。
厚みや、中にモノを収納した際のマチの広がり方も問題なさそうなので試作③では表用の革で試作をしてみます。
試作三個目
試作③ではSullyのNoir(ブラック)を使ってみました。
Sullyは床面(裏面)がきれいで厚みも1.4mm程度と1枚革で使いやすいです。
重さも150gと軽め。
↓↓マチの部分は製作段階でしっかりと折り目をつけています。
↑↑折り目だけでは不安なので持ち手と折り目部分をとも縫いして、マチが外に広がらないようにしています。
新品の状態では綺麗な四角のシルエットですが、使用に伴いどんな感じになっていくか検証します。
マチは内容物の量によって広がる設計。
そうはいっても、このバッグのコンセプトは必要最低限のモノを持ち運ぶ。というものなので長財布、小さめのペットボトル、スマートフォンを収納するくらいがちょうどいい。
レジ袋のように持ちます。
腕に通して持つのも良いかもです。
Sullyはやや張りがあるので使い始めはごわっとしています。しばらく使ってみて革が柔らかくなってきて、どんなシルエット・風合いになるか楽しみです。